桜への想い

10月13日はとうとう「桜植樹」の日です。


桜を植樹することになったのは、石巻のカフェ「カフェヌーン」での展示をした時のこと。

お店の前に並んでいる枯れ木が気になり、カフェのママに、「あの木は何の木ですか?」と聞きました。

それは、桜並木でした。

津波で海の水をかぶり、震災直後はなんとか咲いたのですが、今年の春は咲かなくなってしまったのです。

‘写真だけでなく、本当の花をここにまた咲かせたい!’

そう思い、桜咲かそうプロジェクトを立ち上げました。


そして、とうとう明日植樹できることになりましたが、それにはカフェのママ片岡さんをはじめ、地元の方達の助けがなくてはここまでたどり着くことはできませんでした。



先日、カフェヌーンのママ片岡さんに桜植樹についてお話を伺いました。

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ココハナスタッフ : カフェヌーンは、途切れなく写真展や作品展示を行っていますね。

片岡さん : このあたりには、気軽に写真や作品を展示できるところがなかったんですね。
        石巻の文化の起点にしたいと思って、場所をお貸しすることを始めました。
        地域のつながりや、輪を大事にしたいと思ってしています。

ココハナスタッフ : カフェヌーンも津波で床上浸水したそうですが、震災の時はどうでしたか?

片岡さん : 避難勧告が出て近くの避難所に逃げていたので、その時の状況は見ていませんでした。
        情報もないし、現実感もなかったです。
        だから、その時はみんなでワイワイとしていて避難所生活が楽しく感じました。
        カフェも大変になって来ていたから、休めると思ったら気が楽でした。

ココハナスタッフ : でも、またはじめられたんですね。

片岡さん : 地域の方から再開を求められていたし、やっぱり、
        頑張っている作家さんの応援をしたいし来てくださる方たちに見せてあげたいと思ったのです。

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ココハナスタッフ : 桜並木はどんな存在でしたか?

片岡さん : ここの桜並木は、そんなに古いものではなくて、
        10年ちょっと前に植えられたものなんだけれど、毎年毎年その成長を見てきました。
        「来年あたり立派な桜並木になるね。」とみんなで言っていた矢先の震災だったので、
        枯れてしまった時には本当にがっかりしました。

ココハナスタッフ : 植樹をすることになって、なんの桜を植えるか考えて頂いたのですが、
             どうして‘河津桜’にだったのですか?

片岡さん : 私は、はじめ八重桜がいいと思ったんです。とてもきれいだし。
        でもみんなで話会う中で、1人の方がこう言ったんです。
        「八重桜は、他の桜が咲いた後に一番最後に咲く桜だから、ちがうのがいいよ。
        せっかく東京の人たちがお金集めて植えてくれるんだから、
        毎年思い出せるように、春が来たことを一番先に知らせる桜がいいと思う。」
        それに賛成して、どんな桜より、一番先に咲く河津桜にしました。

ココハナスタッフ : 海水をかぶった土地なので、植えられてもその先、まだまだ心配ですが・・・

片岡さん : せっかく植えてくれるんだから、地域のみんなで守って行きますよ。



私たちの思いつきのように始まったこのプロジェクトも、本当に沢山の方たちの支えなしには、ここまですることはできませんでした。
本当に感謝しています。
明日、とうとう桜を植えますが、根付いてくれるのか、咲いてくれるのか心配はつきません。
植えた後も、地元の方達と一緒に見守って行きたいと考えています。

植樹の様子はまたご報告いたします。




        
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by kokohana-photo | 2012-10-12 17:46 | 桜咲かそうプロジェクト


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